最近の出来事。

2000年生まれの女子高生がつらつらと綴っております。

 

4月26日、世間で、そして通っている高校で大いに話題になった事件の会見が開かれましたね

テレビの画面に映るのは涙を流しながら謝罪の言葉を述べる大人気アイドルの山口達也さん。

そして被害者は私と同じ女子高生。

 

この件については世間でも、そして友達との間でも意見が分かれています

 

今日はその事について自分の考えを整理する事も兼ねてお話ししたいと思います

 

 

まず今出ている意見というのが大きく分けて

① 山口さんが100%悪い

②山口さんが悪い事には変わりはないが女子高生にも多少の非がある

③女子高生が悪い

の3パターンあると思います。

 

自分の意見を先に言うと、私は①です。

というか私は今回の事件だけでなく、性犯罪は加害者が100%悪いと思っています。

そして今回の事件は特にタチが悪いと思っています。

なぜか、まず山口さんと被害を受けた女子高生との関係です。

 

女子高生からすれば山口さんは「とても有名なアイドル」であり「仕事の先輩」であり「カッコいいお兄さんのような存在」であり、そして

 

「芸能界で権力のある大人」

 

だったと思います。

 

まだ未成年の女子高生がそのような人の家に誘われ、断ることが出来るものなのでしょうか。まして相手は46歳、自分の父親とそう変わらない年齢なわけで、そんな大人から「性的対象として見られている」と思うでしょうか。

 

 

思いませんよね。

少なくとも私なら思いません。

 

誘いを断りにくい状況下にあったことは明らかで、山口さんは自身が持つ権力を使って女子高生を家に誘ったのです。

タチが悪い と言ったのはこの部分です

 

しかし世間では②の「山口さんが悪い事には変わりはないが女子高生にも多少の非がある」という意見がとても多いです。そして同世代でもこの意見が圧倒的に多いのです

 

その方々の意見をtwitterで見ていると

「家に行くとかありえない」

「自衛するべき」

という言葉を多く目にします

 

前者は先ほど申し上げた通り「家に行かざるを得ない状況だった」のではないかと思います。

そして女子高生の方も、1人では不安だったからか友達と行くという対策をとっています。

現実問題、これが女子高生の取れる最良の

「自衛」だったのではないでしょうか

 

46にもなって自制が出来なかった大人と満足な自衛が出来ない状況にあった未成年

 

どちらが悪いかは明白です

 

「被害者は家に行く行かないの選択が出来た」以前に加害者は「酒を飲む飲まない」、「女子高生を家に誘う誘わない」、そして「女の子に手を出す、出さない」の選択が出来たのです

 

女子高生を責める理由などどこにもありません

 

 

 

 

 

そして、この事件とは少し違う話になりますが

「露出度の高い服を着てたら痴漢されて当然」

という意見もたまに見かけます

 

なぜそのような考えになるのか、私には理解できません。

逆にそのように言っている方は痴漢された時に「まあ今日は半袖着てたから仕方ないな!!」

って思えるのでしょうか。

 

自由に服を選び、自由に服を着ることを、加害者側の勝手な理由で阻害されても構わないと思っているのでしょうか

 

男女平等が世の中で掲げられているこの21世紀にも、残念ながら性犯罪は起きています

被害者にとっては思い出したくもない出来事を「名乗り出ないと分からない」などと、真実を優先するあまりデリカシーのない事を平気で言ってのける人もいます。

そして被害者は女性だけでなく男性の方もいらっしゃいます。

 

「性犯罪」は対岸の火事では無く、みんなで真剣に話し合わなければならない問題です。

 

「性犯罪」を無くすためには被害者を貶めるようなことはあってはいけないし加害者を擁護するなど、言語両断です。

 

考えた上でなのか無意識でなのかは分かりませんが、セカンドレイプを行なっている方々に、どうか解っていただきたい。

本当に泣きたいのは国分さんでも山口さんでもなく被害者の女子高生だと言うことを。

そして「キス位で」など、被害者以外言ってはいけない言葉です

 

どうかこれ以上被害者に遭われた女子高生が辛い思いをしませんように。

 

 

 

 

長々と失礼致しました

読んでくださりありがとうございます

不快な思いにさせてしまっていたらごめんなさい

未成年のたわ言と思って、大目に見てやってください  (笑)